睡眠不足で血糖値が上がる理由|インスリン抵抗性と夜更かしの影響
睡眠不足で血糖値が上がりやすくなる理由を、インスリン抵抗性、ストレスホルモン、食欲増加、夜食、朝の血糖値の面から解説します。
この記事では、睡眠不足や夜更かしが血糖値に影響する仕組みに絞って解説します。夜間頻尿、夜間低血糖、睡眠時無呼吸など糖尿病患者の睡眠問題全般は、糖尿病と睡眠の質の記事で詳しく扱っています。
睡眠不足で血糖値が上がりやすくなる理由
寝不足が続くと、同じ食事をしていても血糖値が高く出ることがあります。背景には、インスリン抵抗性、ストレスホルモン、食欲の変化、夜食や生活リズムの乱れが関係していると考えられています。
インスリン抵抗性が高まりやすい
睡眠不足になると、体がインスリンに反応しにくくなることがあります。インスリンが出ていても効きにくい状態では、血液中の糖が細胞に取り込まれにくくなり、血糖値が下がりにくくなります。
ストレスホルモンの影響
寝不足や浅い眠りが続くと、コルチゾールなどのストレスホルモンが増えやすくなります。コルチゾールには血糖値を上げる働きがあるため、朝の血糖値が高くなる一因になることがあります。
食欲増加と夜食
睡眠不足では、食欲に関わるホルモンのバランスが乱れ、甘いものや炭水化物を食べたくなることがあります。夜更かし中の間食、寝る直前の食事、甘い飲み物は、就寝中や翌朝の血糖値に影響する場合があります。
朝の血糖値が高いときに振り返ること
- 睡眠時間が短くなっていないか
- 寝る直前までスマートフォンを見ていないか
- 夜食や甘い飲み物が増えていないか
- 夕食が遅くなっていないか
- ストレスや疲労が強くないか
朝の高血糖が続く場合は、睡眠だけでなく、夕食、薬、運動、夜間低血糖の可能性も含めて主治医に相談しましょう。
寝不足時にできる対策
いきなり完璧な睡眠を目指す必要はありません。まずは起床時間を一定にする、朝に光を浴びる、就寝前の画面時間を短くする、夕食を寝る2〜3時間前までに済ませる、といった小さな工夫から始めると続けやすくなります。
夜中に何度も目が覚める、いびきが強い、日中の眠気が強い場合は、睡眠時無呼吸などが隠れていることもあります。その場合は医療機関で相談してください。
まとめ
睡眠不足は、インスリン抵抗性、ストレスホルモン、食欲増加、夜食などを通じて血糖値に影響することがあります。寝不足の日に血糖値が高いと感じる場合は、睡眠時間と生活リズムを記録し、食事や薬の状況と合わせて確認しましょう。